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こんにちは、テツです。年間200泊以上をホテルで過ごしていて、マリオットアンバサダー・ハイアットグローバリスト・ヒルトンダイヤモンド・IHGダイヤモンドなどの上級ステータスを保持しています。
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別府といえば温泉ですけど、外資系のホテルってどうなんですか?温泉旅館のほうがよさそうな気がして…

そこ、私も同じことを思っていました。結論から言うと、ここは「温泉旅館の代わり」ではなく、まったく別の体験です。
今回はANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ。別府の高台にあって、湯船からも、朝食のテラス席からも、部屋のバルコニーからも、ずっと別府湾を見下ろしているホテルです。
先に結論です。ここは「館内から一歩も出ない日」を作るためのホテルです。地獄めぐりや鉄輪の街歩きを詰め込む拠点にすると、たぶん一番おいしいところを逃します。
この記事で解説する内容
- 朝・昼・夜で表情が変わる、1日の過ごし方(写真26枚)
- アメックス・プラチナのFHRで予約した場合の実額と、その差で何が付くか
- IHGの上級会員だと何が変わるか、ステータスなしでどう泊まるか
高台にある、という一点がすべて
別府のホテルというと、鉄輪や別府駅の周辺を思い浮かべる方が多いと思います。このホテルはそれよりもだいぶ上。車で坂を上がっていった先にあります。


ロビーに入った瞬間に、このホテルの主張が分かります。正面が一面ガラス張りで、別府湾と由布岳の方角がそのまま見えている。チェックインの前に、まずここで足が止まります。


チェックインがラウンジで、そのままアフタヌーンティーへ
今回はクラブフロアだったので、チェックインはフロントではなくクラブラウンジでした。席に案内されて、書類を書いている間にシャンパンが出てきます。

そして手続きが終わると、そのままアフタヌーンティーの時間。移動なし、待ち時間なしで、座ったまま次に移ります。

※クラブラウンジは、クラブフロアの客室に泊まるか、IHGの上級会員特典で利用できます。私の場合は年間40泊で得られる特典によるものでした。一般の客室では利用できません。ラウンジなしで泊まる場合の話は、記事の後半で書きます。
部屋:クラブクラシックツインへアップグレード
予約したのは一番下のカテゴリーでしたが、クラブクラシックツインにアップグレードされました。※これはIHGの上級会員特典で、空室状況次第です。誰でも上がるわけではありません。


窓際のソファからも、当然のように別府湾が見えます。この部屋にいる間、ずっと海と街を見ていることになります。

正直に書いておくと、眺望は方角で当たり外れがあります。別府湾側は文句なしですが、山側の部屋だと印象はだいぶ変わるはずです。予約時にリクエストしておく価値はあります。
クローゼットと備品

ドリンク類は水2本、エスプレッソマシン、お茶、紅茶。バスルームには塩系の入浴剤が3種類(竹・桜・白檀)置かれていました。大浴場があるホテルで部屋の入浴剤まで用意しているのは、けっこう珍しいです。


温泉:写真はありませんが、ここが主役です
このホテルは公式サイトで「カメラや携帯電話を浴場および脱衣所に持ち込まないでください」と案内しています。そのため浴場内の写真は掲載していません。雰囲気は公式サイトのスパ・温泉ページでご覧ください。ここでは、写真を見ても分からないことを書きます。
公式サイトによると、浴場は別府石でできた露天風呂と、檜と石造りの2種類の内湯を日替わりで、そして浴場内にサウナ(スチームまたはドライ)という構成です。男女入れ替え制と明記されています。
そのうえで実際に入ってみると、景色を含めたクオリティが段違いでした。高台の露天風呂なので、湯船に浸かったまま別府の街と別府湾を見下ろすことになります。バルコニーから見えるのとほぼ同じ景色を、湯の中から見ている状態です。
実際に入ってみて分かった、公式サイトには書かれていないポイントを3つ挙げます。
①浴場は2つあり、日替わりで入れ替わる。右側のほうが景色がいい
大浴場は2箇所あって、日によって男女が入れ替わります。そして2つのうち右側のほうが、明らかに景色がいいです。連泊するなら両方入れますが、1泊だと運次第。チェックイン時に「今日はどちらが男湯(女湯)か」を聞いておくと、時間の使い方を決めやすくなります。
②朝5時から夜12時まで入れる
これが地味に大きい。早朝5時から入れるので、朝食前にひと風呂浴びて、明るくなっていく別府湾を眺める、という過ごし方ができます。夜も12時までなので、ラウンジでゆっくりしてから入っても間に合います。
③ジム→プール→温泉が一本の動線でつながっている

ここが、このホテルの設計で一番よくできているところです。ジムとプールと温泉が同じフロアに並んでいて、水着のまま移動できます。トレーニングして、そのままプールで泳いで、最後に温泉で締める。着替えのために部屋に戻る必要がありません。
ジム自体は器具が少なめで、懸垂用の器具はありませんでした。本格的にトレーニングする人には物足りないと思います。ただこの動線のためだけに使う価値はあります。
プール:昼と夜で別の場所になる

昼のプールは、山と海に向かって開けた開放的な空間です。ただ、本領は夜でした。

ライトアップされたプールの向こうに、別府の夜景がそのまま広がります。泳がなくても、ここに立つためだけに来る価値があります。
4階レストランのテラス席が、このホテルの特等席
食事の話をする前に、場所の話をさせてください。4階のレストランにあるテラス席——ここが、このホテルで一番いい席だと思っています。
朝も昼も、同じ席に座りました。時間帯で見える景色も、出てくるものも変わります。
朝:別府湾を見下ろしながらの朝食

朝食はビュッフェ。サラダバーも、和惣菜も、パンも一通りそろっています。



朝食はレストランかクラブラウンジかを選べます。ラウンジは景色がない(駐車場側です)ので、迷わずレストランのテラス席をおすすめします。同じ朝食なら、景色がついてくるほうが得です。

ラウンジのほうが豪華そうなイメージでした

ラウンジは内装も料理も良いんです。ただ、このホテルは景色が主役なので。夜はラウンジ、朝はテラス、が正解でした。
昼:同じ席で、シャンパンと海鮮丼
そして昼。同じテラス席に戻ってきました。



料理のクオリティは、正直に言って期待以上でした。外資系ホテルの和食は当たり外れがありますが、ここは当たりです。
朝と昼を同じ席で過ごしてみて分かったのは、この席から動かないほうが満足度が高いということでした。観光に出る時間を削ってでも、ここに座っている時間を長くしたほうがいいホテルです。
クラブラウンジとバー
ラウンジは3階。景色はありません(駐車場側を向いています)。ただ、内装のクオリティと、出てくるものの質は高いです。
提供時間は公式サイトによると6:30〜22:30で、朝食(6:30〜10:30)、アフタヌーンティー(14:00〜16:00)、イブニングカクテル(17:00〜20:00)、ナイトキャップ(20:30〜22:30)と時間帯が分かれています。チェックインが15:00からなので、着いてすぐアフタヌーンティーに滑り込める時間割になっています。

イブニングカクテルの時間は、料理の種類も酒の種類も豊富でした。スタッフの方の感じがとてもよくて、特にラウンジの方が印象に残っています。


4階にはバーもあります。こちらは窓側の席から景色が見えます。

館内のレストラン・バー一覧
私が使ったのは4階のレストランとバー、そしてクラブラウンジです。館内の飲食施設を、調べた範囲でまとめておきます。
| 店名 | 内容 | 場所 | 営業時間 |
|---|---|---|---|
| エレメンツ | オールデイダイニング。朝食・ランチ・ディナーのセミビュッフェ。屋内86席+テラス24席 | 4階 | 朝食 6:30〜10:30(L.O.10:00) ランチ 11:30〜14:00 ディナー 17:30〜21:00 |
| ザ・バー | オーセンティックバー。ジャパニーズウイスキー・日本酒・ジン。屋内13席+テラス10席。18歳未満は入店不可 | 4階 | 17:00〜22:00 |
| アトリエ | 炭火焼フレンチ。カウンター21席のみ。コース¥15,000〜。要予約、12歳未満は利用不可 | 4階 | 17:00〜21:30 |
| ザ・ラウンジ | カフェ&ラウンジ。アフタヌーンティー(¥3,800〜・120分3部制・要予約)、ケーキセット。浴衣・スリッパでの利用は不可 | 2階 | 10:00〜17:30 |
| アクア | プールサイドのウェルネスラウンジ。バーガー、スムージー、クラフトビール。屋外サンベッド席あり | 1階(プールサイド) | 12:00〜21:00 |
| パティスリーブーランジェリー | パン・スイーツのテイクアウト | 2階ブティック | — |
| インルームダイニング | ルームサービス | — | 24時間 |
私が使ったのはエレメンツ(4階)のテラス席とザ・バー、そしてクラブラウンジです。
なお、寿司の「豊後前 霧翠(むすい)」は2025年6月にオープンしたお店で、私が泊まった2023年10月にはまだありませんでした。今行くなら、ここも選択肢に入ります。
施設のまとめ
| 施設 | 内容 | 宿泊者の料金 |
|---|---|---|
| 温泉・サウナ | 別府石の露天風呂と、檜と石造りの2種類の内湯を日替わりで。浴場内サウナ(スチームまたはドライ)。男女入れ替え制 | 無料 |
| インフィニティプール | 別府湾に向かって開けた屋外プール | 無料 |
| フィットネスジム | 有酸素マシン、ウエイト器具、ストレッチエリア、キネシス | 無料 |
| ハーン ヘリテージ スパ | タイ発のスパブランド。トリートメント | 別料金 |
| プライベート温泉(家族風呂) | 1時間 ¥20,000(1時間延長 +¥10,000、最大2時間) | 別料金 |
実際にかかった金額と、FHRという選択肢
ここが今回いちばん書きたかったところです。
| 予約方法 | 金額 |
|---|---|
| 通常の現金予約 | 78,000円 |
| IHGポイントでの宿泊 | ほぼ同等の価値 |
| アメックス・プラチナのFHR経由 | 84,000円 |
今回はFHR(ファイン・ホテル・アンド・リゾート)で予約しました。通常より6,000円高いです。
その6,000円で何が付くか。
- 客室のアップグレード(空室状況次第)
- 2名分の朝食
- 100米ドル相当の館内クレジット
- 16時までのレイトチェックアウト確約
- 12時からのアーリーチェックイン(空室状況次第)
- Wi-Fi無料
朝食2名分だけで、6,000円は軽く超えます。そこに100ドルのクレジットと16時アウトが付いてくる。計算するまでもなく、FHRで取ったほうが得でした。
100ドルのクレジットは、何に使えるのか
ここがいちばん伝わりにくいところなので、具体的に書きます。100米ドルは、日本円でだいたい16,000円分です(1ドル160円で換算。2026年8月時点)。これが「館内で使えるお小遣い」として付いてきます。レストランでもバーでもスパでも使えます。
私はこれを、4階テラス席のランチに使いました。シャンパンを頼んで、海鮮丼を食べて、支払いはゼロ。この記事でいちばん気持ちよかった瞬間かもしれません。
ほかの使い道でいうと、こんな感覚です。
| 使い道 | 目安 | 16,000円だと |
|---|---|---|
| 4階テラスでランチ | — | 2名分がまるごと消える(実体験) |
| ザ・ラウンジのアフタヌーンティー | ¥3,800〜 | 2名分頼んでもまだ余る |
| アトリエ(炭火焼フレンチ) | コース¥15,000〜 | 1名分がほぼまかなえる |
| ザ・バーで1杯ずつ | — | 滞在中ずっと飲める |
整理すると、6,000円多く払って、16,000円分の食事券と、朝食2名分と、16時アウトが返ってくる。「FHRは高い」と思っていた自分に教えたい計算です。
そして16時アウトが、このホテルでは特に効きます。朝風呂に入って、テラスで朝食を食べて、プールで泳いで、もう一度温泉に入って、テラスでランチ。それでもまだ時間が余ります。チェックアウトが10時や11時だったら、この記事の半分は書けていません。
アメックス・プラチナには紹介プログラムがありますが、規約でブログやSNSへの直接掲載が禁止されています。必要な方には個別にお渡ししているので、こちらのページからどうぞ。
通常料金で予約する場合は、一休.comと楽天トラベルの両方を見比べるのがおすすめです。時期によってどちらが安いかが入れ替わりますし、セール中はさらに差が出ます。
※一休.comは高級ホテルに強く、タイムセールが狙い目です。楽天トラベルは楽天ポイントが貯まります。
ステータスがなくても楽しめるのか
ここまで、クラブラウンジやアップグレードの話をしてきました。線引きをはっきりさせておきます。
ステータスがなくても受けられるもの
- 温泉。朝5時から夜12時まで、宿泊者なら誰でも入れます。このホテルの主役は誰にでも開かれています
- プール・ジムとその動線
- 4階レストランのテラス席。朝食を付けて予約すれば、あの景色は誰でも見られます
- ロビーの眺望、バー
ステータスや客室カテゴリーが要るもの
- クラブラウンジ(3階。クラブフロアの宿泊、またはIHGの上級会員特典。私の場合は年間40泊で得られる特典)
- 客室のアップグレード(空室状況次第)
- ウェルカムスイーツ(IHGアンバサダー会員という年間契約の有料会員制度の特典。宿泊実績とは別枠です)
ステータスがないなら、どう予約するか
順番はシンプルです。
- アメックス・プラチナを持っているなら、迷わずFHRで予約する。このホテルはFHRの対象です。朝食2名分と100ドルクレジットと16時アウトが付いて、差額はわずかでした
- 持っていないなら、朝食付きプランで予約する。テラス席の朝食はこのホテルの核心なので、ここは削らないでください
FHRはホテルに何十泊もしなくても、カード1枚で上級会員に近い待遇が受けられる仕組みです。年に数回しか泊まらない人ほど、効率がいい選択肢になります。
「いきなり年会費の高いカードはちょっと」という方は、初年度の年会費が無料のカードから試すのが現実的です。私自身もその順番で進めました。
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立地とアクセス
私はレンタカーで向かいました。公式の案内では大分空港から約50分です。
| 住所 | 大分県別府市大字鉄輪 499番地18 |
| 大分空港から | 約45km・車で約50分。タクシーは約15,000円(ホテルで手配可・要予約)。空港バス(1,600円)で別府駅または北浜バスセンターへ出る方法も |
| JR別府駅から | 車で約20分。タクシーで約3,000円 |
| 無料シャトルバス | 別府駅西口〜ホテルを運行。別府駅発 11:00/12:00/13:00/14:00/15:00/16:00/17:00。定員6名、4名以上は事前予約が必要(週末・祝日は予約推奨) |
| 高速道路から | 東九州自動車道「別府IC」から約10分。別府湾SAスマートIC(ETC専用)からも約10分 |
高台にあるぶん、街なかの宿に比べるとふらっと出かける気軽さはありません。ただ、この記事をここまで読んでいただいた方には伝わっていると思いますが、そもそも出かけないほうがいいホテルです。
よくある質問
Q. 温泉の写真がないのはなぜですか?
A. このホテルが公式に「カメラや携帯電話を浴場および脱衣所に持ち込まないでください」と案内しているためです。他のお客様のプライバシーにも関わる部分なので、当ブログでは浴場内の写真は掲載しません。訪問される方も、浴場にはスマホを持ち込まないようにしてください。
Q. 別府観光の拠点として使えますか?
A. 使えますが、おすすめしません。高台にあるので街まで下りる必要がありますし、何より館内で過ごす時間を削ることになります。観光メインなら別府駅周辺の宿のほうが向いています。ここは「ホテルに泊まりに行く」ホテルです。
Q. OTA予約でもIHGのポイントは付きますか?
A. 付きません。IHGのポイントと宿泊実績は、公式サイト・アプリからの予約が対象です。OTAは「安く泊まる」ための手段、公式は「実績を積む」ための手段と割り切って使い分けるのが現実的です。
まとめ:別府で「何もしない日」を作るためのホテル
ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパを振り返ると、価値の中心は3つでした。
- 高台の立地。温泉からも、テラス席からも、部屋からも、ずっと別府湾を見下ろしている
- 4階レストランのテラス席。朝と昼で表情が変わる、このホテルの特等席
- ジム→プール→温泉の一本の動線。館内から出ずに1日が完結する設計
気になった点を強いて挙げるなら、ジムの器具が少なめなことと、部屋の眺望が方角で変わることくらいです。滞在そのものには、ほとんど不満がありませんでした。
アメックス・プラチナをお持ちなら、FHRで予約してください。差額以上のものが返ってきます。持っていない方も、朝食付きプランであの景色は見られます。
予約は一休.comか楽天トラベルで。時期によって安いほうが変わるので、両方見てから決めてください。
同じ「高台から海を見下ろすホテル」でいうと、スペイン・マヨルカ島のこちらも雰囲気が近いです。
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